年収100万円の底辺から脱出した方法【体験談】

こんにちは。Lostmortal (@lostmortalmusic) です。
仕事の話をします。数年前まで年収が100万円台の底辺労働者でしたが、ちょっとした工夫と努力で底辺脱出を果たすことが出来ました。
ちなみに執筆現在は比較的自由でホワイトな職場で平均的なサラリーマンをしています。
先日のツイートから引用します。確か2015年で150万円位、2014年は100万ちょっと位だったはず(※年収です)
その方法は「スキルを上げて転職を繰り返す」でした。
会社の評価制度って特に技術職だとまともに機能してる事が殆どないです。しかし転職市場に出るとスキルは重要な評価指標の1つになる。なんだかなという感じもしますが、それが現実でした。— Lostmortal@DTMブログ (@lostmortalmusic) June 20, 2019
26歳くらいまでブラック企業にいて年収150万くらいだったのですが、そこから普通のサラリーマン程度に這い上がるのは意外と簡単でした。
その方法は「スキルを上げて転職を繰り返す」でした。 会社の評価制度って特に技術職だとまともに機能してる事が殆どないです。しかし転職市場に出るとスキルは重要な評価指標の1つになる。なんだかなという感じもしますが、それが現実でした。
私はWEB系の技術職に従事していますが、ツイートの通り、スキルを上げて転職を繰り返すことで意外と簡単に底辺から這い上がることが出来ました。
簡単とは言ったものの、あくまでしっかり考えて行動した結果ですので、今回はこれを掘り下げていこうと思います。
年収100万円の底辺って?
23歳位だったと思います。
フリーターを経て地方の小さなIT系の会社に就いたのですが、いわゆるブラック企業と言われるタイプの会社でした。
その時は何も知らず、そんなものかと思っている部分もありましたが、労働時間や待遇、モラルレベル、ビジネスモデルなどなど、色々と劣悪な感じでしたね。
若い頃の私はアホなりに自分で生きてみようと思って、大学時代に就職活動をせず、しばらく職歴が付かないフリーターを続けていたのですが・・・
その状態から運良く職に就くことが出来たとはいえ、そういう人間が入れる会社ってだいたいこういう感じなんですよね。
そして意識的に這い上がる事をしていかないと、一度こういう世界に入ると底辺の無限ループが待っています。これも後述します。
底辺生活の実態
余談ですが私がしていた底辺生活の実態を紹介します。
月収は10万円ちょっと(1桁の事もありましたが…)だったのですが、実家暮らしであったことによって凌いでいました。
家賃が掛からず外食もほぼしないのはやはり非常に大きく、親に渡す生活費以外ではバンド活動を含めても月5万円以内で生活できていました。
底辺ブラック企業によくある「実は個人事業主契約」だったのですが、そのため厚生年金に加入せず済んでいたことや、あまりにも低収入だったため国民年金や保険等の免除申請が確か可能だったことも大きかったとは思います。
ので意外と普通に生活できていて、今となっては寧ろ真っ当なサラリーマンとして東京で一人暮らしをするコスパの悪さに驚愕しています…。
とにかくまずはスキル
専門職のわかりやすい点として、技術力を手札の主砲として使えるという部分があります。
技術職なので技術ありきなわけですね。
雇われの技術職の場合、極めていれば技術1本でもある程度のところまではいける可能性ありです。時々スーパーエンジニア的な人いますしね。
私の場合、件の会社に入って1年くらいは社長のご機嫌取り的な謎の雑用だったのですが、2年目からWEB制作職に従事することが出来ました。(今思えば1年目は完全に無駄な時間でしたね…)
幸いこの職種が自分に相性が良かったのか、1年で必要最低限のスキルを身につけることが出来ました。
同じ会社では評価され難い
しかし残念ながら、技術力の向上によって同じ会社で昇給昇進できることって、あまりないです。
先程のツイートからもう一度。
会社の評価制度って特に技術職だとまともに機能してる事が殆どないです。しかし転職市場に出るとスキルは重要な評価指標の1つになる。なんだかなという感じもしますが、それが現実でした。
技術力って営業成績のような明確な数字があるわけではないので、会社の評価制度ではまともに評価されない、できない場合が多いです。
(件のブラック企業は評価自体が存在しなかったんですけどね)
「技術力を手札の主砲として使える」と前述しましたが、この点に関しては残念なところですね。
どこの会社も技術やクリエイティブ職は優秀な人材ほど流出しがちな印象です。
余談ですが会社の中で評価を上げていくのには政治的な要素のほうが大事なのではと感じています。
因みに同じ会社の中で評価を上げる場合、スキルはほぼ意味を成さず、政治的要素が強くなってきます。
— Lostmortal@DTMブログ (@lostmortalmusic) June 20, 2019
因みに同じ会社の中で評価を上げる場合、スキルはほぼ意味を成さず、政治的要素が強くなってきます。
這い上がるための転職
転職市場においてはスキルはゴリゴリ武器になります。
つまりスキルがあれば転職によってキャリアアップが可能なわけですね。
幸い、私が携わっているIT系は業界として若くベンチャーやスタートアップも多い世界なので、転職に対するネガティブイメージが少なく転職がしやすい業界なのも良かったです。
この辺は自分が携わる業界に関して調査をしたほうが良いかも知れませんね。
転職検討の目安
自分のスキルが上がってポジションが変わらないと、結果として仕事が早く片付けられるようになっていくはずです。
その時点で役不足になってきているわけですね。この辺りが1つの見極めポイントかと思います。
つまり、業務量が変わらないのに仕事が暇になってきたら転職を検討していい時期と判断できます。
特に役不足が解消されそうにない場合は転職推奨時期と言えると思います。会社の成長が人材の成長に追いつかない場合とかね。
私の場合は大体どこの会社でも1年くらいがそのタイミングでした。
あとはなるべく若いうちに転職しておいたほうが吉です。
1回の転職で底辺脱出は難しい
前述の通り、技術職なら技術があれば転職によってキャリアアップが可能です。
しかし、履歴書で前職の年収などは見られてしまうので、1度の転職で年収や立場の爆上げは正直厳しいです。
とは言え、繰り返しになりますが同じ会社で昇給するのも簡単ではないんですよね…。
評価期間って半年や1年あり、仮に評価されて給料が上がっても月1~3万円くらいなため、会社の昇給制度って非常に非効率です。
まともに仕事やってればその間にゴリゴリ成長できますよ。
よって私の事例としてド底辺から脱出する場合では複数回の転職で少しずつキャリアアップしていく必要がありました。
現時点で4回転職してます。IT業界とは言えさすがに4回目は訝しがられる事も多かったですが…。
転職スキルは絶対必須
ここまで、技術力があれば転職でキャリアアップ出来ますよ、という話をしてきました。
しかし、転職でキャリアアップを実現するためには実務のスキルに加えて転職スキルは絶対必須です。
具体的には、書類と面接ですが、自分の人材力をしっかりとアピールしていかないといけません。
実務スキルに関しても然りですが、上にあるものを掴み取る為にはただやっているだけでは駄目で、最適化していく努力や工夫が必要です。
底辺界隈の人ってこの発想がなくて何をやってもずっと底辺のループにハマってしまう人が多い印象です。いちいち何かのせいにしたりとかね。
意識的に自分が今いるステージの上を目指すことが大切です。
面接に関してはこちらの記事にまとめました。私が実際にキャリアを上げてきた過程で体得した面接方法です。
底辺から這い上がる方法まとめ
ということで底辺から這い上がるためのまとめです。
- スキルを身につける
- 会社の評価制度に頼らず転職でキャリアアップを目指す
- 転職スキルを鍛える
- 一度で大逆転は難しいので、このループを数回回す
これで私は20代のうちに底辺脱出を図ることが出来ました。
そして特に大事だったことが以下です。
- 意識的に自分が今いるステージの上を目指す
- 上にあるものを掴み取る為には成果に向けて行動や思考を最適化していく努力が必要
私の場合劣悪なブラック企業からキャリアをスタートしましたが、だからこそ未経験からでもスタートできたこと、そして環境が劣悪だったが故にこのままではヤバいと気づけたことによって以降の結果に繋がってきました。
もしかしたら普通に世の中のレールに乗っていたら体験できなかった学びを20代のうちに色々経験できたのかなとさえ思います。代わりに貯金はありませんが…。
というわけであくまで自分の経験則をもとに書いていますが、本質を見ていけばきっと応用は出来るのかなと思っています。
仕事やキャリアで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
転職エージェントのすすめ
転職する際って何かしら媒体を使うことになると思います。
私もいろいろな媒体を使って転職活動をしてきましたが、結論として正社員の転職で最もおすすめの媒体は大手の転職エージェントです。
エージェントがおすすめな理由
転職サイトよりも転職エージェントが良いです。
何故かと言うと、担当のエージェントが書類作成や面接の仕方、会社の選び方などなど転職のサポートをしてくれるという点が1つ。
エージェント側は転職を成約させることが仕事なので、成果に向けた具体的なアドバイスを色々してくれます。転職サイトだと自分単騎で企業に挑むことになりますからね…。
もう1つが、転職成立時に企業がエージェントに支払うお金が高めなので、企業側の温度感が高いという点。
質の低い転職になりにくいわけですね。
大手がおすすめな理由
理由としては第一に案件数が圧倒的に豊富なこと。
これは根本的に最も大きいアドバンテージです。
そしてもう一つがサポート体制が充実していること。
やはり大手ほど仕組みがしっかりしていて、サポートの質が高いです。ノウハウがあるだけにアドバイスや相談などが的確で手厚いですね。
登録は実質マスト
転職するなら大手の転職エージェントはマストで利用したほうが良いと思います。
転職者にはお金はかからないので、複数登録して並行して利用すべし。
面接のやり方はこちら
転職する際の面接ですが、コツを掴めば良い転職をしやすくなります。
私が実際にキャリアを上げてきた中で積み上げた経験を基に、面接のポイントについて書いていますのでよかったら参考にしてみてください。